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洗車シャンプーとコーティング剤の選び方|手洗い派のための現実的な組み合わせ

PUBLISHED 2025/12/12
#洗車#コーティング剤#カーシャンプー#ワックス#セルフメンテナンス

カーシャンプーやコーティング剤は、とにかく種類が多くて「どれを選べばいいか分からない」という声が多い分野です。このガイドでは、洗車頻度と保管環境から逆算して、手洗い派が現実的に使いやすい洗車シャンプーとコーティング剤の組み合わせを整理します。

GUIDE OUTLINE

このガイドは「ガイド」に関する基本的な考え方や順番を整理するためのメモです。細かい数字の比較というよりも まずここから押さえておくと楽という目線で構成しています。

# 洗車シャンプーとコーティング剤の選び方|手洗い派のための現実的な組み合わせ

「愛車はできれば自分の手で洗いたい」 そう思ってカーシャンプーやコーティング剤を探し始めると、 すぐに次の壁にぶつかります。

  • シャンプーだけでこんなに種類があるの?
  • コーティング・ワックス・簡易系、何が違うの?
  • 黒いボディでも使って大丈夫?

この記事では、手洗い派のための現実的な組み合わせとして、

  • 洗車シャンプーの選び方
  • コーティング剤の種類と使い分け
  • 屋外保管/屋内保管で変わる優先順位

を整理します。

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結論:最初は「中性シャンプー+簡易コーティング」の2点セットで十分

先に結論をまとめると、

  • ボディに優しい中性シャンプーを1本
  • 洗車後にシュッと吹いて拭き上げる簡易コーティングを1本

2点セット から始めるのがおすすめです。

ムラになりやすい高濃度コーティングや、施工難易度の高いガラスコーティングにいきなり手を出すより、

  • 「とりあえず自宅でストレスなく続けられる」こと
  • 失敗してもリカバーしやすいこと

を優先した方が、結果的にボディコンディションも安定しやすくなります。

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1. 洗車シャンプーの選び方

洗車シャンプーは大きく分けると、

  • 中性シャンプー
  • アルカリ性シャンプー(強めの汚れ落とし)
  • WAX in シャンプー

の3タイプがあります。

基本は「中性シャンプー」一本でOK

中性シャンプーは、

  • コーティング被膜を極端に傷めにくい
  • ボディや樹脂パーツへの攻撃性が低い

という意味で、もっとも無難な選択です。

迷ったら、「ノーコンパウンドの中性シャンプー」 を選んでおけば失敗しにくいです。

アルカリ性は「月1のリセット用」というイメージ

  • 水アカ・油膜汚れをしっかり落としたい
  • 花粉や黄砂がひどい時期の固着汚れが気になる

という場合には、アルカリ寄りのシャンプーが役に立ちます。

ただし、コーティングやワックスを落とす力も強いことが多いため、 「毎回これで洗う」よりは 月1回のリセット用 と割り切って使うのが現実的です。

WAX in シャンプーは“とりあえずのツヤ出し”と割り切る

  • 洗うだけでツヤが出る
  • 撥水感が簡単に得られる

といったメリットがある一方、

  • 被膜が不安定でムラになりやすい
  • 次に別のコーティングを施工するときに下地処理が必要

などのデメリットもあります。

洗車の頻度が低い人が「とりあえず見た目を整えたい」ときに使うならアリ、 しっかりコーティングを作り込みたい人にはあまり向きません。

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2. コーティング剤の種類と使い分け

コーティング剤は、ざっくり次の3つに分かれます。

  • 固形/半練りワックス
  • ポリマー系コーティング
  • ガラス系・ガラスコーティング

固形ワックス:趣味としての「儀式」を楽しみたい人向け

  • 施工の手間はかかるが、独特のヌラヌラしたツヤ
  • 耐久性は商品によるが、1〜2ヶ月程度が目安

作業時間を楽しめる人には最高ですが、 忙しい人だと「そのうちやろう」と放置しがちになるのがネックです。

ポリマー系:手軽さと耐久性のバランス型

  • スプレータイプが多く、洗車後の濡れたボディに吹きかけて拭くだけ
  • 撥水〜疎水のチューニングや、艶感、持続期間などバリエーションが豊富

手洗い派の最初の1本としては、ポリマー系の簡易コーティング がもっとも現実的です。

ガラス系・ガラスコーティング:下地処理込みで“作品”として仕上げたい人向け

  • 耐久性が高く、汚れが落ちやすくなる
  • その代わり、施工難易度が上がり、下地処理の重要度も跳ね上がる

DIYで扱えなくはありませんが、

  • 小さなムラが残っても気になる
  • 屋内ガレージでじっくり施工できる

といった環境・性格の人向けです。 屋外保管のクルマなら、プロ施工を検討したうえで、日常は簡易コーティングで維持 する方が現実的なことも多いです。

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3. 屋外保管/屋内保管で変わる優先順位

屋外保管(青空駐車)の場合

  • 紫外線・雨・黄砂・花粉など、外的要因が多い
  • こまめに洗えないと、コーティング被膜の劣化も早い

この場合は、

  • 「強いコーティング1発」より「簡易コーティングを定期的に重ねる」
  • シャンプーは中性をベースに、汚れがひどいときだけリセット用を使う

という戦略の方が、現実的にキレイを保ちやすくなります。

屋内保管(ガレージ)の場合

  • 汚れの付着スピードが遅く、コーティングの持ちも良い
  • 洗車頻度を落としても見た目が保ちやすい

プロ施工のガラスコーティング+マイルドなシャンプー、 という組み合わせが活きるのは、こちらの環境です。

DIY派なら、

  • 初回にじっくりガラス系コーティングを施工
  • 以降は月1〜2回の簡易コーティングでメンテナンス

という運用も現実的です。

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4. 実際の“現実的なスターターセット”例

初めての人向けに、用途別のスターターセットのイメージを挙げておきます。

パターンA:月1手洗い・青空駐車

  • 中性ノーコンパウンドシャンプー
  • 撥水系の簡易コーティングスプレー
  • 洗車用スポンジ/ムートン
  • マイクロファイバークロス数枚

パターンB:2〜3週間ごとに洗車・月極駐車場

  • 中性シャンプー
  • 2〜3ヶ月耐久のポリマー系コーティング剤
  • 必要に応じて、アルカリ寄りの「リセット用シャンプー」を追加

パターンC:ガレージ保管・車を作品として仕上げたい

  • 下地用の中性シャンプー
  • プロ施工のガラスコーティング(ショップ依頼)
  • メンテナンス用の簡易ガラス系コーティング

といったイメージです。

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まとめ:完璧な1本より「自分の生活リズムで続けられる」2本を

  • 洗車シャンプーは、中性ノーコンパウンドを1本持っておけば困らない
  • コーティングは、まずは簡易ポリマー系から始めると失敗が少ない
  • 屋外保管か屋内保管かで、コーティングに求める“強さ”が変わる
  • 最初から難しいガラスコーティングに手を出すより、「続けられる組み合わせ」を優先する

洗車・コーティングは、道具よりも「続ける仕組み」の方が仕上がりを左右します。 この記事をベースに、あなたの生活リズムと保管環境に合った2本を選んでみてください。

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NEXT ACTION

手洗い派のスターターセットを揃える

中性シャンプー+簡易コーティング+クロス数枚の最低限があると続けやすいです。

扱いやすいものから組み合わせを探してみてください。

※ リンク先は外部サイトです。条件や手数料・注意事項などの最新情報は、 必ず各サービスの公式ページでご確認ください。

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