FERRARI フェラーリ ローマ
新車価格目安:フロントV8フェラーリとしてのプレミアムGT価格帯
中古相場イメージ:登場からの年数が浅く、市場形成途中だが人気は高い

フェラーリ ローマは、3.9L V8ツインターボエンジンをフロントに搭載した2+2クーペで、1960年代のエレガントなGTカーを現代的に再解釈したデザインが特徴です。過度なエアロ表現を抑えたクリーンなスタイリングと、上質なインテリアにより、『都会を優雅に流すフェラーリ』というキャラクターを持ちます。
パワフルなV8エンジンと洗練されたシャシーにより、スポーツドライビングも十分に楽しめる一方で、日常からロングツーリングまで幅広いシーンに馴染むモデルです。
基本スペック
- 登場年
- 2019年頃
- エンジン
- 3.9L V8 ツインターボ
- 最高出力
- 620ps
- 最大トルク
- 760Nm
- 駆動方式
- FR
- トランスミッション
- 8速DCT
- 燃料
- ハイオク
- 燃費目安
- 約8〜11km/L(実用域目安)
このクルマの性格とお金まわり
新車帯:フロントV8フェラーリとしてのプレミアムGT価格帯
中古帯:登場からの年数が浅く、市場形成途中だが人気は高い
ローマは、フェラーリの中でも比較的落ち着いたデザインとGT志向のキャラクターを持つモデルで、日常と非日常をバランスよく楽しみたいオーナーに向いています。維持費はもちろんプレミアムですが、過激さよりも上質さを求める人にとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
オーナー目線の長所と気になるポイント
カタログスペックでは見えにくい部分を「実際に持つなら」という目線で整理
いいところ
上品で控えめなエクステリアデザインにより、日常の街並みにも溶け込みやすいフェラーリです。
パワフルなV8ツインターボにより、高速道路やワインディングでのドライビングも十分に楽しめます。
インテリアの質感が高く、長時間のドライブでも疲れにくいパッケージです。
過激なスーパーカーというより、ジェントルなGTとしての立ち位置で新しいユーザー層にも受け入れられています。
注意したいところ
『刺激的なスーパーカー』を求める層にとっては、ややおとなしいキャラクターに感じるかもしれません。
電子制御やインフォテインメントが複雑で、アップデートやトラブル対応にディーラー入庫が必要な場面が多いです。
リアシートはエマージェンシー用途で、本格的な4人乗りとして使うにはやや厳しいスペースです。
ボディサイズはそれなりに大きく、日本の狭い道や駐車場では注意が必要です。
トラブル傾向と維持の注意点
よく名前が出る持病や気を付けたい部品などをざっくり整理
最新世代のインフォテインメントやメーター周りで、ソフトウェア起因の不具合が出ることがあります。
ターボエンジンゆえ、油脂・冷却系のメンテナンスを怠ると性能低下やトラブルの原因になります。
電子制御サスペンションやドライビングモード関連の警告灯が点灯した際は、専門診断が必要です。
新しめのモデルのため、大きなトラブル事例はまだ蓄積途中ですが、保証切れ後の修理費用は高額になり得ます。
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