FERRARI フェラーリ プロサングエ
新車価格目安:フェラーリ初のプレミアムSUVとしてのフラッグシップ価格帯
中古相場イメージ:新しいモデルのため市場形成途中だが、需要は非常に高い

フェラーリ プロサングエは、ブランド初の本格的なSUV的パッケージを持つモデルでありながら、6.5L自然吸気V12エンジンをフロントに搭載するという、フェラーリらしいこだわりを貫いた一台です。後席へのアクセスを考慮した観音開きドアや高いアイポイントにより、日常使いの実用性を確保しつつも、サウンドと加速はまさにフェラーリそのもの。
悪路走破性を極端に重視するのではなく、『どんなシーンでもフェラーリらしいドライビングを楽しめる4シーター』として開発されています。
基本スペック
- 登場年
- 2022年頃
- エンジン
- 6.5L V12 自然吸気
- 最高出力
- 725ps
- 最大トルク
- 716Nm
- 駆動方式
- 4WD
- トランスミッション
- 8速DCT
- 燃料
- ハイオク
- 燃費目安
- 約5〜8km/L(実用域目安)
このクルマの性格とお金まわり
新車帯:フェラーリ初のプレミアムSUVとしてのフラッグシップ価格帯
中古帯:新しいモデルのため市場形成途中だが、需要は非常に高い
プロサングエは、家族や友人と一緒にフェラーリの世界観を共有したいオーナーに向けたモデルであり、実用性とフェラーリらしさを高いレベルで両立しています。一方で、V12+4WD+SUVという贅沢な構成ゆえに、購入価格・維持費ともに非常に高いレンジとなるため、長期的な運用計画を持って向き合いたい一台です。
オーナー目線の長所と気になるポイント
カタログスペックでは見えにくい部分を「実際に持つなら」という目線で整理
いいところ
自然吸気V12を搭載したSUVという、他にない組み合わせが大きな魅力です。
4人が快適に乗れるキャビンと実用的なラゲッジスペースを備えています。
悪路走破性よりオンロード性能を重視しており、高速道路やワインディングでの走りもフェラーリらしい仕上がりです。
SUVブームの中でも、『あくまでフェラーリであること』にこだわったキャラクターが際立っています。
注意したいところ
車重と車高の面で、低く構えたスポーツモデルと比べると、サーキット適性はやや劣ります。
ボディサイズが大きく、都市部や狭い道では取り回しに気を使います。
V12+4WD+SUVという構成上、燃費やタイヤ・ブレーキ消耗などランニングコストは高めです。
ブランド初のSUV的ポジションであるため、長期的なリセール相場はまだ未知数な部分もあります。
トラブル傾向と維持の注意点
よく名前が出る持病や気を付けたい部品などをざっくり整理
最新の電子制御サスペンションや4WDシステムを搭載しており、警告灯が出た際は専門診断が必須です。
重量級かつ高出力のため、ブレーキやタイヤへの負担が大きく、交換サイクルも早くなりがちです。
エアサスペンション関連のトラブルが発生した場合、部品代と工賃が高額になる可能性があります。
新しいモデルのため、長期耐久性や典型的な持病は今後明らかになっていく段階です。
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