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FERRARI フェラーリ 512BB

スーパーカークーペMR登場:1976年頃燃費目安:約3〜5km/L(実用域目安)

新車価格目安:当時のフラッグシップフェラーリとしての最高峰価格帯

中古相場イメージ:クラシックスーパーカーとして安定した高値レンジ

FERRARI フェラーリ 512BB

フェラーリ 512BB(ベルリネッタ・ボクサー)は、5.0Lクラスのフラット12エンジンをミドシップに搭載したフラッグシップモデルで、フロントエンジンV12からミドシップへの大きな転換点となった一台です。ワイド&ローなボディと特徴的な2トーンカラー、低く構えたシルエットは、まさに70〜80年代スーパーカーの象徴的存在。

重厚な12気筒サウンドと、高速域での安定感のある走りが魅力で、後のテスタロッサへとつながる系譜の起点となりました。

基本スペック

登場年
1976年頃
エンジン
5.0L フラット12
最高出力
360ps
最大トルク
451Nm
駆動方式
MR
トランスミッション
5速MT
燃料
ハイオク
燃費目安
約3〜5km/L(実用域目安)

このクルマの性格とお金まわり

新車帯:当時のフラッグシップフェラーリとしての最高峰価格帯

中古帯:クラシックスーパーカーとして安定した高値レンジ

512BBは、クラシックフェラーリのフラッグシップとして、それなりに高額な車両価格と維持費を覚悟する必要があります。とはいえ、テスタロッサやより上位の限定V12モデルと比べれば、まだ『走って楽しむ』余地が現実的に残されており、フラット12フェラーリの世界に浸りたいオーナーにとって魅力的な選択肢です。

オーナー目線の長所と気になるポイント

カタログスペックでは見えにくい部分を「実際に持つなら」という目線で整理

いいところ

  • フラット12エンジンならではの低重心と独特のサウンドが楽しめます。

  • ワイド&ローなスタイリングは、ガレージに置いて眺めているだけでも満足感の高い一台です。

  • 高速域での安定感が高く、グランドツーリング向きのキャラクターを持ちます。

  • テスタロッサへと続くフラッグシップ・ミドシップフェラーリの系譜の起点として、コレクション価値が高いモデルです。

注意したいところ

  • 車幅が広く視界も限定的なため、狭い日本の道路や駐車場では取り回しに気を使います。

  • エンジンルームの整備性が悪く、オーバーホールやクラッチ交換などの作業コストが高くつきます。

  • 冷却系や燃料系のトラブルは致命傷になりかねず、日常的なチェックと予防整備が欠かせません。

  • 車両重量が重く、街中でのストップ&ゴーではクラッチやブレーキへの負担が大きくなります。

トラブル傾向と維持の注意点

よく名前が出る持病や気を付けたい部品などをざっくり整理

  • エンジンのオイル漏れや冷却系の詰まり・漏れは定番トラブルで、放置すると大きな損傷につながります。

  • 古い配線・ヒューズボックス由来の電装トラブルが発生しやすいモデルです。

  • サスペンションブッシュやダンパーの劣化により、乗り心地や直進安定性が損なわれます。

  • ボディ・下回りの錆びは要確認ポイントで、レストア内容によって将来価値が変わります。

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