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FERRARI フェラーリ 250GTO

クラシックGTクーペFR登場:1962年頃燃費目安:約4〜6km/L(実用域目安)

新車価格目安:当時のレース用GTとしての専用価格(ごく一部の顧客向け)

中古相場イメージ:現在はオークションで数十億円クラスとされる、世界最高峰のコレクターズカー

FERRARI フェラーリ 250GTO

フェラーリ 250GTOは、GTレースで勝つために作られたホモロゲーションモデルで、クラシックフェラーリの中でも別格の存在として扱われています。3.0L V12エンジンをフロントに搭載し、空力を意識した流麗なクーペボディと組み合わせることで、高速サーキットから公道ラリーまで幅広いシーンで活躍しました。

生産台数はわずか数十台程度と言われ、その希少性とレース実績から、オークションではしばしば『世界で最も高額なクラシックカー』としてニュースになるモデルです。

基本スペック

登場年
1962年頃
エンジン
3.0L V12
最高出力
300ps
最大トルク
294Nm
駆動方式
FR
トランスミッション
5速MT
燃料
ハイオク
燃費目安
約4〜6km/L(実用域目安)

このクルマの性格とお金まわり

新車帯:当時のレース用GTとしての専用価格(ごく一部の顧客向け)

中古帯:現在はオークションで数十億円クラスとされる、世界最高峰のコレクターズカー

250GTOは、フェラーリどころかクラシックカー全体の中でも最上位クラスの価値を持つモデルであり、価格・維持コストともに通常のスーパーカーとは完全に別世界です。車両そのものを『資産』として扱う必要があり、購入・保管・輸送・保険・メンテナンスすべてにおいて、専用のチームを組むレベルの体制が求められます。

オーナー目線の長所と気になるポイント

カタログスペックでは見えにくい部分を「実際に持つなら」という目線で整理

いいところ

  • GTレースで数多くの勝利を挙げた、伝説的な競争力を持つモデルです。

  • V12エンジンと軽量ボディにより、クラシックカーとは思えない鋭いパフォーマンスを発揮します。

  • スタイリング・サウンド・レース実績のすべてが高いレベルで揃った、アイコン的存在です。

  • クラシックカーとしての投資価値・文化財としての価値が極めて高いモデルです。

注意したいところ

  • 実車は超コレクターズアイテムであり、通常のオーナーが入手することは事実上不可能です。

  • 事故や損傷時のダメージは金銭では測れず、精神的負担も非常に大きくなります。

  • 純正度・オリジナル性の判定がシビアで、履歴管理が徹底されていない個体は評価が大きく下がります。

  • レースで使われてきた個体が多く、コンディション維持には高度なメンテナンス体制が必要です。

トラブル傾向と維持の注意点

よく名前が出る持病や気を付けたい部品などをざっくり整理

  • ヒストリックレースでの酷使により、フレームやボディにストレスが溜まっている個体もあります。

  • V12エンジンは高回転型で負荷が大きく、オーバーホールの頻度も高くなりがちです。

  • 過去の修復歴や再ボディ、レストア内容によって、オリジナル性の評価が大きく変わります。

  • レース仕様ゆえに快適性や静粛性はほぼ無く、一般道での使用には大きな割り切りが必要です。

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